韓国2日目 扶余

2日目

江華島に行こうと思って韓国行きを決めたわけだけど、地味そうな上に近くて遠いので扶余にした。扶余は百済の首都だったことがあり、当時日本と仲が良かった。新羅百済の戦いで、新羅は唐と組み、百済は倭の支援を得て戦った。白村江の戦いは、この扶余の扶蘇山城の裏を流れる白川と言われている。

 

朝6:10、目覚ましが鳴る前に目が覚めたようだ。昨日は遅かったのにおかしい。遮光カーテンじゃないから眩しくて起きたのだ。とても眩しい。この3日間、常に晴れ、30℃コースの予報。山陰はいつも曇り。近いのに、こんなに違う(山陰と山陽とだって違うのに)。

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朝ごはんに買ってたサンドイッチを食べた。また香辛料が入っていた。Wi-Fiの充電ができていない。モバイルバッテリーしか充電できない繋ぎ方をしていたらしい。7:25には出発した。7:32のシャトルバスに乗った。ハングルが全く読めないけど(音が分かったところで意味が…)平日と土日の時刻表の違いは分かった。

 

扶余行きは仁川空港からは9:10、12:00、19:00の三本だけ、と昨日(平日)時刻表をチェックしていた。

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ネットでは8:05〜と出たりするので土日は違うのかな?と不安になり、8時パターンでも間に合うように出てみたが、やはり同じだった。切符を買い、充電コーナーを見つけ、ひたすらWi-Fiを充電する。そのうちに便意がきたので安心する。腸閉塞にだけはなりたくない。まあ、入院中にはもう外国は無理だろうなと思っていたので、そもそも無謀な決断だったのだが。

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9:10、定刻通り。

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5人しか乗ってない。26000w(私のレートだと2989円)というのは高いのだ。ソウル南部バスターミナルからは11600wでいける。しかも便数も多く朝も早くからある。なんなら空港から公州行きが8:10に出てるのでそこから扶余行きに乗り換えて早く着こうかとも思った。あるいは南部バスターミナルまで電車で行くとか。まあでも結局これにしたのだ。

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扶余まで3時間かかった。バスにしたのは国の景色が分かるからと思ったが、ずっと同じような景色なので結局寝ていた。経由した公州はやはり都会だった。扶余は公州ほどではないが多少都会だった。ソウル一極集中だろうか。まあ、日本も日本と大阪以外たかが知れてる。

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暑い。うだるような、まではいかないが、日差しが(日焼け的に)気になる。サンバイザー(かさばらないので)を持ってきていたが部屋に出して忘れた。今日は外を歩くから、やはり日よけはしたい。適当な日本の商店街みたいなところで帽子を買う。驚くほど言葉が通じない。翻訳アプリとかつかったが、いくらですかに対していくつとかじゃない、と連呼され身振り手振りで10000wで買う。というか値札がついてた。12000wだった。なんか多分あのおばさんはいい人だと思う。

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昼飯を。例によって消化の悪いものは食べたくないが地元料理も食べたい。ここで散策兼ねて歩き回ったのが仇になった。石焼き芋売りみたいな玉ねぎ売りトラックを追ったりしなきゃよかった。

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暑いと体力を奪われる。結局戻ってロッテリアで3000w分食べた。せめて韓国企業にした。タッチパネル式で前の人(ソフトクリーム2つ買う幼女)ならってボタン押したら持ち帰り扱いになっていた。そういえばマックを見ない。

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石塔へ。1500w。この伽藍は飛鳥の日本に影響したらしい。この石塔はスッとしてるのが特徴らしい。

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奥にもげた石仏があって、東アジア人がイスラーム的なお祈りをしていた。

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さびれているのだが、振り返るとツアー客が。

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バテないように冷たい飲み物やめようと思ってたが1000wで自販機でジュース買う。レモネード。おいしい。

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展示室でいつのまにかツアー客と紛れてしまう。涼しいし座れるところで映像見てたら、ツアー客のおばちゃんがあー疲れたみたいな感じでこっそり感出して横に座られる。ハングルで話しかけられるがさっぱり分からない。団体客はガイドがいて別のところで説明してるからついていかずばれちゃうわみたいな感じで笑いながら去っていった。韓国のおばさんを好きになった。

そういえばよくわからないボランティア風の服着て3、4人で挨拶しながらどこにでもいるおばさんは何者なんだろうか。

 

国立扶余博物館へ。歩いて10分か15分。足がなかなかしんどくなってきた(右膝疾患)。有名なのだけ見た。金の冠と、青磁白磁。無料。国立なんちゃらは無料。日本なら600円くらいとるだろうか。館も6個くらいあったし。

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百済銅大香炉

タクシーで扶蘇山城まで行きたかったが、乗り場というものはなく、捕まえようと思ったが若干心配な感じのしか見つけられなかったので歩くことに。

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途中で絶対休みたかったので地球の歩き方にあるCAFEに寄るもおそらく潰れている。

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新しい店も多いが入ってない店も多くて一見シャッター街ぽくないのはただシャッターが無いだけだ。コンビニで買ってイートイン的な椅子で飲む。こういうスタイルはどこで始まってどうやって世界に広まるのだろう。というものをいっぱい感じた。

時間と膝が心配だが面白くなってきたあるいはもう一個行かなければ面白くないので白村江まで行くことにする。今日はソウルの国立中央博物館が21時までだからせめて19時には戻りたい。治安は出歩かなければ大丈夫そう。扶蘇山城求め門へ。入り口分かりづらし。南側は入り口が2箇所あったらしく遠くまで歩いていた。

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木陰なので涼しい。どうも子供ができなかった年老いた女性が若返りの薬を夫に飲んでもらったら生まれたばかりの男の子が夫の服を着ていたみたいな話。昔から、多くある物語。私は昨日が出産予定日だった。(7ヶ月で亡くした。)

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落花岩。百済新羅・唐軍に攻められいよいよ落ちる時、王宮の女たちが身を投げた。その姿が白い花のようだったことから。なかなかの崖であった。

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その川が白村江と言われる。そのまま下ると船乗り場に出る。百済号。

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この頃から帰りのバスの時間が気になりだす。できれば17時のに乗りたい。グーグルマップで道を再三確認して、着いて、間欠的に走った。

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清王像はどうしても撮りたくて頑張ったが遠くから。最近は時々走ってたので体に耐性があった。といっても2kmジョギング程度なので走り屋には笑われる距離だが、昔よりはマシだった。なんとか10分で着いた。バス切符売り場の人にすぐ伝わるよう翻訳文も用意してたけど、まさかの日本語表示にしていた(さっき、日本語訳をしていたから)ソウル南部まで と日本語で出し5PMと言っていたのだ。

f:id:qatsi:20180613214751p:plain不思議な顔をするので気づき、ソウル!と言ったらすぐ通じた。急げという手振りをしてくれた、これもおばちゃんだった。一番後ろの一番右のシートだった。空いてるのは2シートだけだった。

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