台湾 感想

台湾旅行は急遽1週間前に決めた旅行だった。

3連休がついていたのでどうしようかなあと考え。

近隣の空港から直接行ける国は韓国、香港、北京、上海、大連、台湾、シンガポールがあるのだが、このうち行ったことがないのは北京、上海、台湾。ひとり旅行なら北京とかの方が興味あったのだが、運航日・時間や値段の関係で台湾にした。最後までシンガポールと迷ったが、現地での滞在費の安さや時間の関係で台湾にした。

そんな消極的な理由だった。

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腸閉塞は19歳の頃から手術の関係で繰り返していたのだが、しばらく落ち着いていていた。しかし10年以上経った今年また悪くなり手術をした関係で、その後また調子があまり良く無い。薬は欠かせないし、食事の量や内容でしんどい時があるのでマイペースに過ごさないといけない。痩せていってしまうので、補助食品も利用して体重を維持している。とはいえ大分落ち着いてきたところだったので、近場だしと旅行を決めた。お腹の具合は日本ではあんまり気にしない程度の調子で過ごすことはできたのだが、もしかしてまた悪化するかという程度の予兆を感じることがあり、ホテルで横になって過ごしたり食事を控えるか質素にするかで用心し難なく朝を迎えたりしたが、この後悪化しないか?の恐怖感に汗をかきながら寝入ったりし、心理的にはなかなかしんどいものだった。意外と寒かったし。寒いとお腹の動きが悪くなるので…。そんなこんなで、好きな時に慣れたもの食べられて好きなように防寒できて万が一は慣れた病院がある住み慣れた土地のありがたさを感じている旅行後数日である。逆に、旅行すると時間の制限の中であれこれと動いてしまいながらもそんなに多くのことはできないといつも思うのだけど、日本で少しの時間で多くのことができる、勉強や調べ物や探し物、良い買い物ができるので、時間を持て余してしまうことにプロテスタンティズムよろしく罪悪感を最近は感じていたのだけど、いかに利便化した結果の生活だったかという認識に至り、楽に過ごしている。

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台湾の買い物は、ろくに欲しいと思えるものがなく。高級品は興味ないので知らないが、店先では昔の商店街で売ってるような当たり障りないものが大して安くもなく同じような店が並び、ビルは古く、薄汚れ、同じような街並みが続く。目立った再開発もなく。これが二次産業の国、オリジナルの産業や製品に乏しい国なのかなと思った。ついでに記述歴史にも乏しく、世界史の欲求は満たされない。この点で中国本土は有利。興味深かったのは山など自然が豊かで、多民族国家。原住民文化が東部に少数残っており、いささか観光業化されてはいるが触れることができる。ただ東部などに行くには飛行機もあるが2泊では忙しく、3、4泊できるというなら台湾を選ぶか?ということもあり…。