100分de名著 オルテガ 大衆の反逆

『大衆の反逆』ホセ・オルテガ・イ・ガセット(1883-1955) 1930

 

オルテガ『大衆の反逆』 2019年2月 (100分 de 名著)

オルテガ『大衆の反逆』 2019年2月 (100分 de 名著)

 

 

スペイン人。時代はファシズム

哲学者、思想家であるが実際に政界へ出た。リベラルで保守、右派とも左派とも言われ批判され、亡命。オルテガ の言うリベラルとは他者を寛容に受け入れること。保守とは死者の積み重ねを少しずつ改良し今を大事にすること。立憲とは過去(死者)を大事にしすぎるため時に問題であること。大衆とは無個性な多数派であり、祭りによって少数派に暴力を振るうことになる。庶民とは違う。

 

私は保守と言われる分野の職業で、規律が求められる共同作業に従事している。その中でここ数ヶ月気に入らない同僚がいた。その人は少数派の性、服装の規律に従わない、というのが目立った特徴であった。いざ共に働くと、決められた業務の手を抜く、自分の好きな業務ばかりする、暴力まがいのことを弱者に行う、重要な装置のルールを守らないことが1日で分かった。この規律の求められる職業を選んだくせに個性を出したがっている。こう書くと今振り返ってもやはり気に入らないが、この100分を聞く・読むまではこの人となるべく関わらないようにしようと思っていたし、他の同僚が愚痴を言っていたらどんどん乗っかろうと思っていた。しかし私は大衆にならないように、この同僚と交渉を続けたいと思えることができたし、無思想に批判する別の同僚に対して感じていた不快感を処理できるだろうと思った。

 

 

オルテガ の幼少期

スペイン マドリード

4人兄弟の2番目 年子

祖父は新聞社を創立 裕福な家庭

父は新聞で評論

マドリード大学 カトリック

ドイツ留学

 

大衆

根無し草

個性を失った

 

19世紀の人口増加

 

ポピュリズム