■大悟徹底 たいごてってい
煩悩や欲望を捨てて悟りを開くこと
大悟…真理の会得
類義語 廓然大悟 廓然…心が広くわだかまりがない
無門関(仏教書)より
■春日遅遅 しゅんじつちち
①春の日が心地よくのんびりしている
②春の日が長く日が暮れるのが遅い
詩経より
■粗製濫造 そせいらんぞう
質の低い製品を無計画にたくさん作る
日本?
『日本の下層社会』(1899)など
■漫言放語 まんげんほうご
根拠のないでたらめを言いたい放題
日本?
■一日千秋
詩経より
■歌舞音曲 かぶおんぎょく
歌や踊りと音楽、華やかな芸能
日本?
■空中楼閣 くちゅうろうかく
蜃気楼、転じて根拠のない物事や現実性のないこと
閒情偶奇より 李漁の随筆集、演劇など
■佳人薄命
当時の佳人とは美丈夫な男性のこと。今の佳人は美、知性、品格も備わった女性のこと。
日本では一般的に美人薄命という。
「薄明佳人詩」
■奇々怪怪
「送窮文」
■活殺自在
生かすも殺すも思い通り
日本?
■生々流転 せいせいるてん
万物は絶えず生まれて変化し移り変わる
日本? 岡本かの子の小説題名など
■異端邪説 いたんじゃせつ
少数派に信じられている正統ではなk思想や信仰、学説
「宋史」
■喜色満面 きしょくまんめん
顔中に喜びの表情
日本?
■朝令暮改 ちょうれいぼかい
方針が頻繁に変わり定まらない
「漢書」
■進取果敢 しんしゅかかん
自ら物事に取り組み決断力がある
日本?
■大慈大悲 だいじだいひ
衆生に楽を与え苦を取り除こうとする仏の慈悲
「法華義疏」
■内憂外患 ないゆうがいかん
国の内側にも外側にも心配事があること
「春秋左氏伝」
■群雄割拠 ぐんゆうかっきょ
実力者達がそれぞれ勢力を持ち対立すること
戦国時代
■夏炉冬扇 かろとうせん
時期が合わず役にたない
いい時期が来れば役に立つ
「論衡」
■内疎外親 ないそがいしん
内心嫌っているが表面上親しくすること
「漢詩外伝」
■吉凶禍福 きっきょうかふく
幸福と不幸
■先憂後楽 せんゆうこうらく
政治家は人より先に国を心配し人々が喜んだ後で喜ぶべき、政治家の心得
先に苦労したり心配事をなくせばやがて楽しむことができる
「岳陽楼記」
■博覧強記 はくらんきょうき
広く書物を読み、物知り
■面目躍如 めんもくやくじょ
世間の評価通りの活躍をし、生き生きとしているさま
面目 周囲からの見た目
躍如 勢い
■有為転変 ういてんぺん
この世の全ては常に移り変わる
■四分五裂 しぶんごれつ
国や秩序などまとまっていたものがばらばらに
「史記」
■熟慮断行 じゅくりょだんこう
十分に考えた上で思い切って実行
■変幻自在
思いのままに現れたり消えたり
■一汁一菜 いちじゅういっさい
質素な食事
■孤軍奮闘
誰も助けるものがないなか一人で懸命に戦う
■浅学非才 せんがくひさい
学識が浅く才能が乏しい(謙遜に用いる)
■和魂漢才 わこんかんさい
日本固有の精神を持ちながら漢学を学ぶ
菅原道真「菅家遺誡」
■面目一新 めんもくいっしん
外見や内容がすっかり変化すること
世間の評判が高まること
■刻苦勉励 こっくべんれい
非常に苦労して勉学や仕事に励むこと
刻苦 身を刻むような苦労