南北戦争とは、アメリカ北部(アメリカ合衆国)とアメリカ南部(アメリカ連合国)が、生活様式の違い、産業の違い、奴隷制に関する考えの違いの対立から、西部をめぐって利害が対立したことにより1861年に開戦し、1865年リッチモンドが陥落したことで終結した戦いである。
■南北戦争後
南部を合衆国に復帰させるための再建期reconstruction
舵取りは民主党のジョンソン大統領。共和党リンカンの穏健な政策を引き継ぎ、南部が憲法修正第13条(黒人奴隷制の廃止)を批准すれば即復帰を認めるという寛容な路線をとった。しかし急進共和派は南部の徹底的な改革を主張。議会は急進共和派が中心となり1867年再建法を成立。南部は軍政下に置かれ黒人の選挙権を規定した州憲法が成立。奴隷制がなくなったのでシェアクロッパー制(小作制度)で収穫物の1/3〜1/2を徴収。南部は連邦に復帰し1877年軍政廃止。南部は民主党の強力な基盤となった(ソリッド=サウス)。黒人の解放も不完全となり残った。連邦軍が引き上げると白人優越の思想が復活し黒人の差別が州法により復活。
ジム・クロウ法と呼ばれた
当時、白人が黒人に扮したコメディの中で流行った歌から。
有色人種は公共施設を利用してはならない。
黒人公民権は1964年まで待たねばならない。
■風とともに去りぬ 1936
マーガレット=ミッチェル作。ジョージ州の大農場主の娘を中心とした愛欲関係と激動する社会を南部人の立場から描く
■西部開拓