『ピアジェ幼児心理学入門』 大伴茂

ピアジェの発達理論を

第一、二章 知能

(ここで有名な感覚運動期、前操作期…などが出てくる)

第三章 模倣

第四章 遊び

第五章 概念的知能

第六章 思考

第七章 世界観

第八章 道徳

第九章 数

第十章 量

で解説し、第十一章でピアジェの臨床法を説明している昭和35年の本 同文書院 新宿区若葉1-19-5

 

 

■第一章 知能

ピアジェは知能を適応だとしている

適応 自分が環境へ活動、環境が自分へ活動することの均衡

活動

同化assimilation 自分が環境へ

調節accommodation 環境が自分へ

均衡equilibrium

適応

 

■第二章 知能の発達

知能の発達段階を操作システムの発達の見地から4つに分けた

感覚運動期 0ー2歳

前操作期 2-7歳

具体的操作期 7ー11歳

形式的操作期 11、12ー14、15歳

元ネタ『児童の知能起源』1936

知能の誕生

知能の誕生

 

これすか?

 

感覚運動期をさらに6つの段階に分けた

反射の使用 0-1月

第一次獲得的適応と基本的循環反応 2ー4月

第二次循環反応と自己に興味ある光景を保存しようとする手続き 5ー7月

第二次シェマの整合と新状態への適応 8-10月

第三次循環反応と積極的実験を通しての新手段の発見 11-15月

精神的結合による新手段の工夫16月-2歳

元ネタ『論理学と心理学』1953

論理学と心理学 (1966年)

論理学と心理学 (1966年)

 

 

『児童の精神発達』1940

遊びと発達の心理学 (精神医学選書)

遊びと発達の心理学 (精神医学選書)

 

これすか?

『児童の精神発達』では、有名な4つの発達過程ではなく、6段階としています。1936年から1940年にかけての変化でしょうか。でも1936の方が出回っていますね。

1.反射

2.最初の運動的習慣

3.感覚運動的(1歳半〜2歳)

4.直感的知能、おとなに服従する(2歳〜7歳)

5.具体的知能操作、論理の始まり(7〜11、12歳)

6.抽象的知能操作←形式的操作期よりよっぽどいいと思うネーミング

 

 

 

感想は、うーん 1段階が長すぎ?

3歳と5歳が同じ段階とはとても思えないし

エリート教育学ではどんな感じで分けてるんだろ

 

あとは浅くて流し読みでした

やっぱヴィゴツキー読みたいな

古いと原著はとても読む気になれず…