ハロー先生を利用してみた。

バイリンガル理論が世間にあるらしい、と子供が生後7ヶ月の時に知る。この時まで、教育計画は何も無かった。英語はおろか、全てにおいて。それくらい、私が子供を持てると思っていなかった。

 

TEDから入った。ネイティブとのコミュニケーションありきの話だなと思った。どうも日本では長らく母語獲得の後に外国語を、と言う理論がまだ優勢のようだが、これは偶然発生のバイリンガル研究によるのだろうか。駐在さんとか。

 

バイリンガル(母語レベルの外国語話者)にする気はない(おそらく他が不釣り合いすぎる)。でも英語はもうこれから少なくとも30年は必須になるんじゃないかな、中学生は努力してもどうしてもネイティブ発音にも耳にもなれないので、やってもいいんじゃないかなと思った。生後7ヶ月。マンマとか言い出して、言葉の発達は大丈夫そうだなと思ったのもある。

 

生後7ヶ月は実は手遅れ。生後5、6ヶ月で民族語パスバンドを獲得すると言われる。生後5、6ヶ月の頃何をしていたかと言うと、離乳食が始まって、量を食べなくて、歌ったら笑ってごまかされて食べてくれるので、日本の童謡のシャワーを浴びていた。(のちに、生後8、9ヶ月で空耳アワーな初語、10ヶ月の初めにいきなり10語くらい喋りだしたので早めに立派な日本耳を獲得された/してしまった。)

 

生後7ヶ月ですぐ何かしたかったけど、世間はコロナ第一波(第二波疑い)。何もできず。

 

この田舎に0歳のマンツーマンレッスン、できれば週2以上、予算もそれなりで、できる教室は無さそうだった。2歳〜グループレッスンがメイン。しかも日本人の先生も多い。個人教室なら頼み込めばできるかもだけど、高そうだし、ネイティブで個人の教室は看板は出てるけどネット情報なくやってるんだかわからないし、男の先生ばっかり。ベビーの専門でもないだろうし。

 

掲示板にたどり着く。いくつかあったけど、アメリカネイティブで、自分の地域で、価格それなりで、自己紹介も良い先生がハロー先生に一人いた。

 

ハロー先生の評価、口コミを探すがいまいちわからず。無料の掲示板もあるのに、これは3080円の有料。連絡先5人まで。1人でいいのにな。すごく迷ったが、その先生のコロナ中用のオンライン授業が見つかる。この方なら大丈夫そう。

 

メールアドレスを貰えたので、早速連絡する。英語のテンプレートも利用できた。それを利用しつつ、ガシャガシャな英語でメッセージを作る。後で先生に聞くと、英語だったから(学ぶ意欲が感じられたから?)返信したとのこと。ほとんど連絡は来ないらしいが、珍しく来た男の人は怪しくて返事しなかったそう。メールを数回往復し、会うのは週末しか難しそうだったので、1週間後になった。やっとスタートした感があった。早く会いたい。

 

実際お会いする。まずはカフェで、トライアルレッスン(半額)。公園の予定だったが、大雨だったので、公園のカフェで。良かった。発音も綺麗そうだし、誠実そうだった。理想は英語教師経験がなくても子育て経験のある赤ちゃん好きの女の人だったが、そんな人、日本のそれもこの田舎にはいないだろうな。

 

別れてから夫に相談し改めてレッスンの交渉をする。夫は金銭的には私に任してくれているので相談しやすかった。とりあえずまずは英語のシャワーを月10回は浴びせたい。週2、一回30分でいいのだ。何なら職場近くまで行って車の中でコミュニケーションとってくれるのでもいい(娘は車で結構大人しいので)。でも何と自宅に来てくれることになった。値段は破格である。が、あちらもその値段はフェアと言ってくれた。ああ、田舎、ありがとう。

 

何回かレッスンをしてもらったが、これなら期待通りのものだ。まずは言語と認識してもらいたいので、子供に語りかけてもらいながらもほとんど私と先生が英語で喋るという荒技だが。一人一言語の法則も守りたかったが。

 

 

完全改訂版 バイリンガル教育の方法 (アルク選書)

完全改訂版 バイリンガル教育の方法 (アルク選書)

  • 作者:中島 和子
  • 発売日: 2016/01/28
  • メディア: 単行本
 
おうちでほぼバイリンガルの育て方

おうちでほぼバイリンガルの育て方

  • 発売日: 2019/12/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)