【保育士試験】1保育の心理学まとめ ノート

3%の合格率である保育士試験を一発合格した話 - 地方からこんにちは

保育の心理学のノートです

間違い箇所(理解不足)がありましたらご指摘をお願いします。誤字脱字はぼちぼち直します。すみません。

■1保育の心理学
   
■家庭と地域における子育てに関する意識調査 H19 H25
  家族の役割として重要なこと 1位生活面でお互いに協力し合う 2位夫または妻との愛情をはぐくむ 3位子どもを生み育てる↑ 4位経済的に支え合う 5位喜びや苦労を分かち合う↓ 10位基本的な生活習慣や礼儀作法を身につける↓
   
   
①発達の視点
遺伝 環境 輻輳 相互作用
ゲゼル 成熟優位説 レディネス 
  レディネスの形成には成熟要因と環境要因の両者が関連
構成主義(教育)  子供たち自身によって(それぞれ違った)理解を組み立てるようなかたちで教育すべきであるという学習理論、教師の役目は手助け。1990年代から主流に。(↔実証主義。教師は生徒に知識をコピーする従来の教育)
子供 アリエス ルソー
   
   
   
②発達理論
~概念~  
  現在では遺伝も環境も重視しともに発達に関係するという立場がほとんど
  発達的変化は量的・連続的な変化(身長や体重など)と、質的・不連続な変化(何かができるようになるが、必ずしも連続した変化ではない)がある
  人嗜好性…赤ちゃんが生まれながらに人に対して聞いたり見たりすることを好む傾向にあること
臨界期  
  ある特定の時期を過ぎると獲得が難しくなる、神経回路網の可塑性が一過性に高まる生後の限られた時期。特に視覚や聴覚などの感覚機能、母国語の習得。近年は英語耳や絶対音感。生涯にわたる学習とは一線を画す。臨界期は大きく2つあり、伸ばされた神経回路が刈り込まれる臨界期、継続的な刺激により再編される臨界期。
言語  
  クーイング 生後1か月頃から機嫌の良いときに喉の奥からやわらかい声を出すようになる
  喃語(過渡期の喃語) 母音と子音の構造が不明瞭な喃語 5か月
  規準喃語 ババババ 母音と子音の構造をもち、複数の音節を持つ。6~7か月。聴覚のフィードバックループが確立した。
  非重複喃語 バダ バブ 子音+母音要素が異なる母音の反復
  初語 1歳頃、意味のある言葉を話し始める。マンマ、ブーブーなど発音しやすい言葉。大人が意味のある言葉を認めたら初語。これによりコミュニケーションが活性化し、言語発達を促していく。
  一語文 ママ(一語だけどママがいない、ママのくつだ等の意味があり、文章としての機能を持つ)
  二語文 でんしゃきた、パパかいしゃ
  語彙爆発 1歳半を過ぎ、自発的に表現できる単語数が50語を越えたころに急激に語彙が増える
  言語発達の外在的要因(他者のはたらきかけによる発達の要因) 言葉が出現する前からの大人との社会的相互作用 乳児に話しかけるときにはゆっくり、はっきり、繰り返す
  言語発達の内在的要因(生得的に持っている要因) 新生児は自然言語のどの音も近くする感受性を備えている 新生児は語、音節、音素の切れ目に同調してリズミカルに身体部位を動かす
  自分の名前を呼ばれて分かる 2歳
  親の名前が言える(ママ=お母さん=名前 が分かる) 4歳
  4歳 1500語超え 多語文 音韻認識(単語の1つずつの音に気付く) 時系列にそった内容を話せる 他の人の気持ちを理解できる
  5歳 2000語 ファンタジーも語れる 音韻認識完成→しりとりができる/文字学習の前提 プレリテラシー 10までの数がわかる 幼児語が減る 文字に興味がある 歯間音(サ、ザ)がほぼ完成する
  外言(ヴィゴツキー) 他者とのコミュニケーションに用いる言葉
  内言(ヴィゴツキー) 音声を伴わない内面化された思考のための道具としての言語。幼児の独り言(ピアジェの言う自己中心性言語)は不完全な内言。ヴィゴツキーは外言→内言と発達すると考えた。ピアジェは内言→外言(思考ができるようになってから話始める)と考えていた。
道徳性の発達 コールバーグ ギリガン
★心の理論 プレマック ウッドラフ
  4歳半~5歳の子は心の理論課題を通過する。他者の心を類推し、理解する能力。誤信念課題(サリー・アン課題=位置移動課題、スマーティ課題=内容変化課題、社会的失言検出課題は9~11歳向け)。日本の子どもは通過年齢が遅いとされるが、言語による質問に言語で正しく応えられていない可能性が高い。生後9か月の共同注意、1歳の指さしが心の理論の芽生え。嘘がつける=4歳。
ハンドサッキング 指を舐める
ハンドリガード
リーチング
試行錯誤 1歳頃になると欲しいものを手に入れるために様々なことをしてみるようになる
選好注視法 
馴化・脱馴化法 乳児にある視覚刺激を繰り返し提示すると最初のうちは長く注視するが回数を重ねるにつれて注視時間が短くなった。そこで別の視覚刺激に変えて提示すると注視時間が回復し長くなった。このような測定結果の場合、乳児は最初の刺激と次の刺激を区別していることが明らかになる。
ソーシャル・リファレンシャル法 社会的参照(生後~2歳の間にもっともよく育つ、チラチラこちらの表情を気にしている→OK,ダメ、誇りなどに)を利用した実験方法?
視覚走査法
ストレンジ・シチュエーション法
自我  
  自我が発達し、2歳頃に自己主張が始まる。その後、相手にあわせて自分の気持ちを抑える自己抑制が伸びる。
ギャングエイジ
  学童期中期。同性同年齢の閉鎖的な小集団となり、リーダーのもと、仲間内でかたまる。教師や保護者より友達を大切にし始める時期。現代では時間・空間・仲間が失われギャング・エイジが喪失しつつある。スポーツ少年はたくましそうで大人の指示で動いているので実は思春期以降に躓く。不良少年グループは遅れてきたギャングエイジ。
チャムグループ 
  中学生頃。小学校高学年~中学生の特に女子。同性・同輩のグループ。お互いの意見の違いを排除しようとする。
ピア・グループ
  高校生頃。お互いの意見の違いなどを尊重し合う
発達過程 できるできないではなく育ちゆく過程を大切にする
発達過程論 月齢や年齢で区分
発達段階論 胎児期から老年期まで一生涯を段階で分ける
行動主義理論 
  保育者が行動を変容させる技法を用いて適切な行動を形成すると考えられている。客観的な行動に重点をおいて学習(保育)をする。
成熟主義理論 
  生得的能力が成熟し学習への態度や準備(レディネス)ができたところで保育者は積極的なはたらきかけやそれぞれにふさわしい課題を与えることが望ましい
個人差 個人間差を指すことが多い 個人内差(身長が低いわりに体重が重すぎる等)
成長と発達 
  成長は身体面の量的変化、発達は心理面の質的変化をさすとされるが区別は厳密ではない(足が大きくなれば探索活動が拡大され質的変化)
能力論的発達観 「できる」「できない」で発達をとらえる
行為論的発達観 「できることをやろうとする」「できないけれどやろうとする」で発達をとらえる
   
文化  
アメリ 日本では寝室を共にする、お風呂に入るなどにより情緒的関係を重視し、社会的規範を子供が自然と身に着けることを理想とし、子どもに反省することを促してそれに基づいて努力することを重視する一方、アメリカの中産階級では社会的規範を子供に明確に教えたりや子供の自尊心を高めることを重視する。
 
   
   
   
③学び  
マズロー 欲求段階説
レイチェル・カーソン 
  五感 センスオブワンダー 自然の中での五感で感動し不思議に思いもっと知りたいと思う
ソーンダイク 試行錯誤学習
バンデューラ 攻撃行動の観察実験  観察学習(ほかの人を観察することによっても学ぶ)
エリクソン 発達段階理論
★社会的比較 上方 下方比較 自己概念
上方比較  
  すげえなあ、あんなふうになりたいなあ。上方比較の本質は、自分との共通点を探し出し、自分もあっち側の人間なんだと思うこと(例)絵本の暗唱ができる〇ちゃんのように覚えたいと思い、〇ちゃんのまねを繰り返して覚えようと熱中した。
下方比較  
  あいつに比べれば俺もマシだよな
プレリテラシー
  まるで文字を正しく書いたり読んだりしているようなふるまい。(例)手紙を書きたがり、鏡文字や正しくない文字もあるが書いたつもり。(例)ページの文字を応用にして、声を出し読んだつもりでいる。
リテラシー  
  適切に理解、解釈し、活用すること。読み書き能力・知識。
メタ認知   
  もう一人の自分がいて客観的に自分の思考や行動を対象化し監視・調整する能力(モニタリング)。幼児期後半から徐々に発達。計画性が出る。出来事を順序立てて話せる。当番活動ができる。忘れ物せず帰り支度ができる。
  メタ認知的な知識 自分は暗記は苦手だけど応用問題は得意だ 人は多くのことを一度に理解するのが難しい
  メタ認知的な活動 最中に、自分の理解の状態をモニターする、自分は問題のここが理解できていない
自己主張 3歳から4歳にかけて急激に上昇し停滞や後退を繰り返す 第1次反抗期とも関連
自己統制(自己抑制) 柏木1983
  3歳から7歳にかけてゆっくりと発達し停滞や後退は見られない
  男児より女児の方が高い
  社会に出ることによって場面状況が増え発達する?→3歳未満のデータなし。幼稚園時代の研究では?保育園が多数派の今は?
  自己主張の仕方 4歳たたく、取る(非言語で自己中心的) 5~6歳説得、講義(言語的で自他双方の要求を考慮)
スキーマ  
スクリプト  
  スクリプトとは、日常的なできごとに関する知識構造の一種であり、特定の行動について、そこに含まれる事象や行為が時間的・空間的に表現される。例えば「レストランでの食事」という場面における更衣としては、店に入る、注文する、食事をする、支払いをする、店を出るというようにルーティン的に生起する一連の典型的な場面とこういが考えられる。スクリプトでは、このような一連の行為が、登場人物や小道具類などと共に生起する順にパターン化され、スロットを埋めるような形で表象されていると仮定される。(例)登園し、通園カバンを自分の棚に置き、連絡帳を保育士に渡す
遊びから仲間集団へ(有斐閣
  9か月革命以降、他者の意図を察知して行動する。3歳になると、相手の行動が意図か偶然かの判別が対人関係の発達に必要になる。5=6歳になると、好意の理解が進み、同じ行為でも意図的だった方が新設だと判断する。相手の意図をすべて悪くとる傾向があると攻撃的になりやすく、仲間外れになるリスクが高い。連合遊びではテーマの共有が仲間意識に。「入れて」と言って認めてもらう必要がある。←違うかも
   
   
   
④生涯発達
胎児 アルコール 喫煙
マタニティーブルーズ 産後うつ 産褥期精神病
  乳幼児と接する時間の長さと育児に対する肯定的感情や否定的感情との関連は不明
乳児 身体 聴覚 視覚 味覚 嗅覚
  視覚(新生児) 新生児の焦点は20cm
  3か月微笑(社会的微笑) 周りの働きかけに対して微笑する
  感情 出生時は3つ(満足、苦痛、興味) 3か月に喜び、悲しみ、嫌悪 6か月に驚き、怒り、恐れ これらは一次的感情(ルイス) cf.エックマン(基本的感情)
  視覚(4か月) 青、緑、黄、赤を異なる色として識別
  視覚(5か月) 最初はがらがらを左右や上下に動かすと線で追視 お座りの5か月頃には円を描くがらがらをなめらかに追視する
  情動伝染 新生児や乳児は人の声や顔などに特に敏感に反応し、特に他者の感情には敏感に反応する。新生児でも、他児の鳴き声を聞くとつられて泣き出すことがある
  共鳴動作 新生児や乳児が保育者の表情を真似る 乳児の感情も引き出される 向かい合って口を開けたり、下を出したりする保育者の動きをじっと見ていた新生児が、しばらくすると同じような動きをする
  共同注意 言葉を話し始める前から、コミュニケーションが成立している生後9か月になるとほいうしゃの視線を追い、保育者が見ているものに目を向けることができるようになる 同じ対象を同時に見ることで、注意の共有ともいわれている 自分と他者にはそれぞれの主観性があることに気づき、それぞれの関心を共有できることへの気づきでもある
  三項関係 自分と他者ともの 生後8~9か月から 代表例が共同注意
  視線追従 三項関係の例
  8か月不安、人見知り(x社会的不安)
  9か月革命 三項関係によって互いの注意を重ね合わせる共同注意が言葉の獲得には重要であり、トマセロはこの認識の変化をこう呼んだ
  ターン・テイキング お互いにサインを出し合うこと(やりとりが成立しているかは別) ボールを近づけると押し返す 相手のサインを受け止め途絶えると自分がサインを送る 日常会話でも
  物の永続性 9か月頃に獲得 おもちゃを隠されても存在していることを理解する
  会話 乳児は泣くことで不快を訴え、保育者が状況を快に変えるという繰り返しが安心感につながる。保育者の温かい対応に喜び、次々とサインを出し、そのサインを確実に読み取り、適確に応えることが人と関わろうとする意欲を育み、基本的信頼が根付く。乳児のサインに応えることは保育者の喜びにもあり、それは快感情の共有であり、会話の原型である。
  表象機能、ふり 絵本のりんごを食べるふりをする 
  原始反射 把握 モロー 自動歩行 吸啜 頸部反射 共鳴 バビンスキー
  エントレインメント(引き込み現象) 保育者と新生児や乳児の間には、生まれて間もない時期から同調的な相互作用がみられる。保育者が話しかけると、新生児は反応するように同期して自分の身体を動かす。
   
  情動調整 乳児は自分の気分をコントロールすることが難しいので大人が調製し安定した愛着を形成する
  自己の発達 手や足をしゃぶる感覚により身体的自己を発見する(新生児期)→大人が自分の意図したように行動しないとかんしゃくを起こす(乳児期後半)→一人ずつ順番に名前を呼ばれる場面では、自分の名前に対してのみ応える(1歳半頃)→鏡に映った自分の姿を自分だと理解できるようになる(ルージュテスト)(2歳前後)
  アタッチメント(愛着) ボウルビィ
  内的ワーキングモデル ボウルビィ。幼い子供が不安・恐怖を感じた時に保育者への接近・接触によって安心感を得る。そうした経験を積み重ねることで保育者がその場にいなくても保育者のイメージを思い浮かべてあんしんするようになる。この経験がその後の人との関係性の基盤になる。Cf「母親の内的ワーキングモデルと虐待的な養育態度の関連性」 詫摩(都立大学)の18項目
  インクルージョン(包括) すべてのこどもが教育的・社会的機会に参加できるという理念
  間主観的行動 二社が互いに相手が何をするつもりなのか予測しあい、意図的に行動の調整を共有すること 間主観性intercubjective(クワイン'Word And Object')
  向社会的行動 他者の利益に貢献しようとしてなされる自発的動機に基づいた行動
  情動抑制行動 情動を自分で制御すること。他者とのかかわりを通じて獲得されていく。
  レジリエンス(弾力性、自発的治癒力) ストレスを乗り越える力 乳幼児期に親子関係を形成できなくても適切で継続的なキーパソンでその後の人生において安定的な関係性を築くことも
  アサーション(自己表現) 他者との良好な関係を維持しつつ自分を適切に表現する対人スキル
  サークル・オブ・セキュリティペアレンティング(安心感の輪) 健全な関係を育むため(愛着形成かと)の子育てプログラム(ホフマン、クーパー、パウエルらによる)
  コンピテンス(ホワイト) 有能感。Comepete競争、参加。人間が環境と効果的に交渉しようとする力 見たことのないものに対する知的好奇心、それが楽しいから練習するという内発的動機の源になる。泣いたら誰かが反応してくれるということを学び、そこから得られたフィードバックを通して、自分のもつ力の有効性を実感する。自分が自分以外の対象に何かをできるといった感覚(コンピテンス)を感じることができる子どもは積極的なかかわりを求めていくとされる
   
   
   
  循環反応(ピアジェ) 
  即時模倣 観察してすぐに真似る
  延滞模倣 手本となる行動を観察し、記憶にとどめて、後に真似する能力のこと。文脈を越えて一般化する。今ここにないもの・ことを思い起こすイメージが持てる。6か月児は同じ場所orマットであれば24時間後に延滞模倣できる。12か月児が1週間後に場所が変わっても延滞模倣ができる。
幼児 第一次反抗期 自律 自主性 ほか
  固定遊具 互いに刺激 順番や交代など遊びながら人とのかかわりを学ぶ 共有スペースのため幼児と保育士が使い方を話し合うことも必要 ごっこ遊びもあれば一人遊びもできる 高いところでの押し合いなど声掛けは必要
  分類の理解 電車を色ごとに分けて遊んでいる
  象徴機能(表象機能?) 目の前にないものを別のもので表現すること 1歳半~2歳
  量の理解 大小がわかる(1歳~2歳半) 数量副詞(いっぱい、ちょっと、もっと)を使う(2歳)
  長さの理解 電車の先頭を揃えて後ろがそろってないことをしばらく見比べている
  高さの理解
  系列の理解 系列(法則)の理解。ブロックの●△×◇●△( )◇ ( )に何が入るかな?
  形が分かる 見分けられる(5か月) 型はめができる(1歳半) 形や大きさで物を分類し始め🄬う(1歳10か月~3歳) 幾何的な形を描き始める(2歳=視覚のコントロールが加わる) 球の理解(3歳) 重要性が形>色から形<色になる(3歳) 見分けの順は〇□(5歳)△(歳)
  数の理解 3以下の集合を区別できる(0歳) 計数せずに4の集合数が分かる(4歳) 幼児の数知識は5を一まとまりに扱う経験が意味をもつ
  集合数の理解 緑色の電車はよんこ。オレンジでんしゃはごこ。
  数唱 1,2,3,4,5…  10まで可能(3歳) 指などを用いた加減算ができる(6歳)
  計数 電車を指でおさえながら1,2,3,4。
  数の保存 ものの形や大きさが変わっても数は同じ
   
  1歳半 他者に対する相手を慰めるような行動にみらえる共感反応が現れる
  2歳頃 嫉妬、あこがれ、恥(二次的感情、自己意識的感情) 自己意識や自己評価と関わり
  cf.自己意識的感情…共感、恥、罪悪感、困惑、誇り
  3歳 三輪車をこげる
  4歳 親の名前が言える(ママ=お母さん=氏名 が分かる)
  4歳頃 向社会的行動(相手に共感し、自発的に外的報酬なしで行う行動、自由意思から他者に恩恵を与えようとする行動)として相手を慰める
  5歳 スキップができる
児童 ギャングエイジ 思春期へ(内面)
青年 自己同一性 モラトリアム パラサイトシングル
  第二次性徴が出現する時期は思春期とも呼ばれる。児童期の仲間に基準をおく(ギャング・エイジ)傾向から、自己に基準をおく傾向への準備が始まる。その基底に親からの心理的離乳があり、精神的独立に向かって歩みだすが、不安定さと葛藤はしばしば反抗として現れる。
マーシア アイデンティティ達成 早期完了 モラトリアム 拡散 危機前 危機後
心理的離乳(笑) ホリングワース
成人 燃え尽き症候群
中年 ワークライフバランス 空の巣症候群
老年   
ソーシャル・アクション 法制度の創設など社会に働きかける
   
   
⑤家庭  
マードック 性 生殖 教育 経済
パーソンズ 社会化 安定化
家庭機能の外部化
家族システム論
アレント・トレーニン
   
⑥課題  
ライフコース 
  性役割分業 一人っ子 コミュニケーション 離婚率 事実婚 ステップファミリー LGBT
児童虐待 核家族 世代間連鎖 
反応性愛着障害(抑制型、脱抑制型) 自己肯定感 PTSD(再体験、回避、過覚醒)
   
⑦精神保健
乳幼児期  
外因性 内因性 心因性
異食  習癖異常(指しゃぶり、爪噛み、性器いじり) 吃音 遺尿症(5歳以上、週2回以上、3ヶ月以上、トイトレ、二次的異尿症) 遺糞症(4歳以上、月1回以上、3ヶ月以上)  場面緘黙症 チック症 睡眠時驚愕症 睡眠時遊行症 悪夢障害 てんかん 
学童期  
抜毛症 心因性難聴 強迫性障害 分離不安症
思春期 青年
  第二次性徴 摂食障害 起立性調節障害 過敏性腸症候群 解離性障害 不登校 
  不登校 中学時に不登校で20歳時に就学か就業している割合80%
  不登校 理由1位いじめ以外の友人関係
視力障害 等級は両目の視力の和で分けられる
聴覚障害 外耳・内耳の障害は伝音性難聴
肢体不自由 起因疾患は脳/脊髄/末梢神経/筋肉/骨や関節に関するものがある
発達障害  
知的障害 IQ
学習障害 LD 知的発達は正常
AD/HD(DSM-5) 不注意症状または多動性-衝動性の症状だ診断基準
自閉症スペクトラム
心の理論 サリーとアンの課題 誤信念課題 4歳や5,6歳(x3歳)以降
環境以降 環境の変化 不安や混乱をもたらす危機だが新たな行動様式を獲得するきっかけにも
心理検査  
  新版K式発達検査2020 発達障害(遅れや偏りを多面的に評価) 0歳~成人対象 京都 DQ発達指数=(発達年齢と実際の年齢の比) 3領域で評価「姿勢・運動」「認知・適応」「言語・社会」
  WPPSI知能診断検査
  P=Fスタディ
  バウムテスト
⑧援助  
観察法(自然的 観察的 参加観察 非参加観察 エピソード記述法 行動見本法 時間見本法)
発達検査 津守式 K式
知能 田中ビネー ウェクスラー
乳児期 愛着
幼児期 社会性 集団生活 マナー
児童期 学校 劣等感 主体性 自主性
   
発達期待  
グループ編成 グループダイナミクス(集団力学。集団の影響、メンバーの影響を受ける)
  ・保育士は年齢・月齢(xグループダイナミクスxカリキュラム)に応じてグループを編成する。他児とのかかわりの中で深まり豊かになるため、一人一人(xグループダイナミクス)を生かした編成をし人と関わる力を育てていく。カリキュラム(xグループダイナミクスx一人一人)に応じたグループ活動のように保育士の裁量によってグループを編成することもある。劇や表現遊びでは技能や力、パーソナリティなどを考慮する。特定の子どもを排除しようとする動きが生ずることがある。こうしたグループダイナミクス(x一人一人)を配慮したグループの編成を保育士は求められる。
仲間関係  
  学童期の終わり 学級内での役割分担が仲間形成の要因 閉鎖性の強いギャング・グループ
  社会的カテゴリーの理解 他者のある行為を理解するために、その人の年齢、性別、職業などについての知識に基づいて推論する
  自己統制能力 自分の思考や感情をそのまま行動に移すのではなく、客観的に捉えなおし、自他を正当に比較し、他者の立場を推論しようとする
  他者理解・共感 他者の外的行為を認めるだけでなく、その背後にある気持ちや感情、意図や動機、思考などの内的徳性について気づき、正しく推論し、理解する
  社会的規則の理解 集団生活を円滑に行うためにある様々な決まりの本来の意味を、仲間との相互交渉の中で、不当な圧力や利害の片寄りなどの経験を通して考えるようになる
援助技術?
  強化 偶然チャックがしめられたことをほめた(あと押し)したことで効果(強化)がみられできるようになる
  足場づくり トレーナーの前後が分かるよう床においてあげる 具体的な状況や状態をつくる
  課題分析 靴下をはくことをその子のレベルで分け(課題分析)ひとつずつ確実にする
  試行錯誤 いろいろ試してみることで獲得する 初めてのことはうまくいかないが自主性を尊重して見守る
~事例~  
2歳児 相手も思いを持つ存在であることを気づくように援助する
  歩み寄ることも必要であることを経験できるよう、指示的ではなく「Hちゃんにも貸してくれる?」と自ら行動を起こさせる
  トラブルを避けるのではなく援助しながら体験させる
  Hちゃんが欲しかったことやAちゃんが優しいことを代弁し仲立ちする
  自分の欲求を自分で解決することはできない