漢検2級 四字熟語3

■白砂青松 はくしゃせいしょう

海岸の美しい景色

白い砂と青々とした松

 

■自縄自縛

自身の言動により身動きが取れなくなり苦しむこと

 

■換骨奪胎 かんこつだったい

古い作品に工夫を加えて独自の作品とすること

骨をとりかえ胎盤を奪う

詩文の創作法の一つ

『冷斎夜話』「一」

 

■危急存亡 ききゅうそんぼう

危機が迫り生きるか死ぬかの瀬戸際

『文選』諸葛亮「前出師表」

 

■巧言令色 こうげんれいしょく

口先だけで言葉を飾りこびへつらう

令色 表情を愛想よく飾る

論語』「学而」

 

■志操堅固 しそうけんご

医師が固く何があっても志を変えないさま

 

■酔生夢死 すいせいむし

何をすることもなく、むなしく一生を過ごすこと

酒に酔ったように生き、夢見るような心地で死んでいく

『小学』程頤「嘉言」

 

■天衣無縫 てんいむほう

詩文などに細工のあとがなく自然でありながら巧み。人柄が無邪気で飾り気がない

『太平広記』「霊怪録」「郭翰」

 

■雲水行脚 うんすいあんぎゃ

僧(雲水)が各地を巡って修行すること

雲水 とどまることのない雲と水=修行僧

 

■勧善懲悪

善行を勧め悪事を懲らしめること

『春秋左氏伝』「成公一四年」

 

厚顔無恥

ずうずうしく恥知らず

『文選』孔稚珪「北山移文」

 

■比翼連理 ひよくれんり

男女の情愛が深くむつまじいこと

比翼の鳥 雌雄が目と翼を共有して一体となって飛ぶという鳥

連理の枝 根元は別々だが枝が途中でくっついて結合した木

白居易長恨歌

 

■外柔内剛 がいじゅうないごう

外見は穏やかだがうちには強い意志

新唐書』「盧坦伝」

 

■禍福得喪 かふくとくそう

不幸や幸せ、成功や失敗があること

蘇軾「与李公択書」

 

■酒池肉林

酒や食べ物が溢れ豪遊する

肉に性の意味はない

史記』「殷本紀」

 

■千紫万紅 せんしばんこう

色とりどりの花が咲き乱れる

 

■眺望絶佳 ちょうぼうぜっか

見晴らしが非常に良い

 

■当意即妙 とういそくみょう

その場の状況に合わせて機転をきかせること