【ICU日記1】休んだり、急速に戻されたり

もはや異動者でもないな、ということで【ICU日記】として出直し。

 

前回の仕事は軽く終わり、そして休みに入り仕事に行くと(と言っても前回勤務からは30時間ぶり)、重症者が増えている…

 

呼吸循環に振り回されるんだろうな…と思ったらそれ以上の、今からxx療法をやります‼︎と。えー‼︎やるなら‼︎日勤で‼︎開始してほしかった‼︎

 

導入は初めてで、慌ててマニュアルを手元に、リーダー他に助言を求め、動くは易しだが、受け持ちである自分の責任を考え頭を働かせ、導入に至った。

 

導入後のVSの安定感…

 

もうこの後は、指示通りの時間処置を行えば、先が見えてきて…

 

 

大して動いてないのにこの疲労感(かつての16時間勤務後のような)…着圧ソックス(医療用)を履いてもだるい足。

 

でも何とかなった!

 

何とかなったかは16時間後が決める!

ハイチという国

世界史は強化月間(課金月間)が終わり、心の何かが抜けたようである…抜け落ちていく…

 

その中で、ハイチという国が気になった。

 

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現在の知識

ハイチは、コロンブスによって“発見”されたとされる西インド諸島にある。なお、梅毒はハイチあたりから世界に広まったとされる。

大航海時代を経て、アメリカ独立戦争によって独立の気運はヨーロッパやラテンアメリカへ伝染した。その中でハイチの独立は例外的であり、世界初の黒人による共和国という形で独立した。これはハイチが砂糖の島であり、商品作物かつ労働集約的であるサトウキビ栽培を行っていることに要因をみることができる。一ヶ所に人口が集っていたことで革命が可能となる。

フランス革命で中心を担ったジャコバン派に由来し、指導者トゥサン=ルーベルチュールは黒いジャコバンと呼ばれる。ナポレオン軍を撃退し、1804年独立宣言。

中南米は悲惨である。大土地所有制が残り、モノカルチャー経済、アメリカの庭状態である。その中でハイチは革命により大土地所有者から貧困者に土地が配られたが、しかし現在のハイチは大変貧しい。土地が配られたが、自作農がうまくいっていない。(これは日本にも当てはまる。)

 

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地球の歩き方は『キューバ、カリブの島々』の中でたった半Pの扱いだった。いかに観光に向いていないか。

 

人口1071万

首都ポルトープランス

立憲共和制

アフリカ系黒人90%
キリスト教ブードゥー教

フランス語、クレオール語

政情不安定、貧困による暴動、ハイチ地震…不要不急の渡航中止(日本外務省)

 

歴史

先住民タイノ・アラワク族 

紀元前1世紀頃南米アマゾン川流域からカリブ海に移動してきた。キャッサバ、タバコ栽培、農耕民族。

コロンブスによる新大陸発見

スペイン人によるエンコミエンダ制(スペイン本国による、征服者や植民者に対し、キリスト教の強化と保護を条件に、統治を委任し、先住民を奴隷化することを許可した農園経営形態)

ラス=カサスによるインディアス虐待の報告書の結果、皮肉にも黒人奴隷の輸入促進につながった(そして既にタイノ・アラワク族は全滅していた)

フランス領サンドマング時代

スペインは南米大陸の金に興味が移り、代わってフランス人が定住、スペインはフランスへ割譲(1697)。フランス人はサンドマングと名づけ、プランテーション経営。世界で最も豊かな植民地に。

リーダー、トゥサン=ルーベルチュールの登場。プランテーション奴隷の8人兄弟の長男。読み書きを学び、主人に頭の良さを認められ白人の仕事(家畜の監督官)を任された。フランスと戦争を開始。ルーベルチュールはあくまで奴隷の解放と平等を求め、フランスからの離脱は望んでいなかった。戦半ば、ルーベルチュールはフランスのアルプスの牢獄で1803死亡。部下デサリーヌは独立を望み、ナポレオン軍との戦を続け、勝利。1804年独立宣言。

独立後

軍主導の独裁政権ムラート(黒人と白人の子供)vs黒人の人種差別問題、貧富の格差。デサリーヌは1806暗殺。プランテーションは荒廃し、兵隊や農民に分配、そして完全に消滅。土地を求めて森林伐採。植民地時代の基盤は崩壊、道路は消滅。国際社会から冷たい視線、承認されるため賠償金の支払い。

セルビアという国

世界史の第一次世界大戦前後をやっている。

近現代史は複雑すぎるし登場者も多く手を出す勇気が無かったが、オスマン帝国への興味→イスラームの謎(アラブ人、ペルシア人トルコ人、インド人…)→オスマン帝国エジプト総督ムハンマド=アリーがアラブ人の国を作りたいと蜂起するところに列強が入り込み、多重外交を行い、インドほかの植民地再分割の醜態からの、第一次世界大戦に興味が集中しました。

その舞台であるセルビアという国について。

 

〜今の知識〜

第一次世界大戦は、オーストリアセルビアで皇太子夫妻フェルディナントなんちゃらがセルビア青年に撃ち殺されたことにはじまる。その日は大セルビア王国が14cに滅んだ日であり、軍事演習をしていた。そのまま火がついたというわけである。

片田舎のセルビアのそんな出来事が第一次世界大戦まで発展したのは、帝国主義における同盟関係や植民地再分割戦争においての複雑な国際関係があったからであり、帝国主義ゆえ経済力があり、派手な兵器による派手な戦闘が毎日のように行われ、フランス革命ナショナリズムの高揚からナポレオンに始まる国民国家の総力戦により兵士の主体は常備軍から国民軍へと変わり、参加者数ゆえ死傷者数がえげつなく、広範囲、長期化したという特徴がある。

なお、主な兵器は機関銃であり、塹壕を掘って穴に隠れて機関銃で打つのを待つというお互い睨み合いの塹壕戦となった。それに打ち勝つのは戦車だが、開発初頭ゆえ故障が多くWWIではお試しで終わっている。飛行機も同様。毒ガスが初めて使われた(化学が得意なドイツによる)。

日本は終盤でドイツが手の回っていないところでドイツ領アジアの諸島と青島と湾をとった。日本は日仏協約からみてとれるように、自分も列強の仲間入りを狙った植民地狙いであり、アジアの解放なんて大義名分は嘘である。

セルビアで火のついた争いは、背後に大スラヴ主義(大セルビア主義)があり、南下したいロシア(スラヴ)を味方につけ、ロシアと協商関係にある仏、英ほか多くの国を味方につけている。対するオーストリアは大ゲルマン主義の面持ちがあり、同盟関係にあったドイツ、そしてトルコとブルガリアしか味方はいなかった。アメリカは孤立主義をとっていたが、ドイツのUボートによる無制限潜水艦作戦による商業妨害を理由に連合側で参戦した。

ロシアはロマノフ朝であったが、ドイツ工作員数人の補助によって革命がおき、倒れた。レーニンが国際社会に休戦を求めたが無視されたので秘密外交文書を公開し、ここでサイクス=ピコ条約など多重外交の醜態が暴かれる。ロシアが離脱したことで東部戦線が消滅し、西部戦線にかけるドイツ虚しく仏英米の力に勝てず、キール軍港の水兵暴動契機にドイツ革命がおき、休戦に調印しWWI終結した。なお、数人の諜報活動が数千万人を動かしたことから、WWI以降はKGBやCIAなどが発足する(無線電信の発明の影響もある)。

 

そんなセルビア

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●歴史

バルカン半島には山脈などの自然の障壁がなく、民族往来の舞台となる。広大な平野もないことから、人口密集せず外来民族から土地を守ることも難しかった。

古代 イリリア人、ダキア人、トラキア人が住む ローマ帝国と異民族との交流や抗争の場

441 フン人襲来 町は破壊

6c モンゴル人とスラヴ人襲来 ベオグラード攻撃

7c セルビア人が定住(ビザンツ皇帝によるモンゴル人への対抗上この地に移された) モラヴァ川沿いの峡谷にジュパ(血縁単位)という共同体を作った

9c ブルガリアビザンツ帝国間がセルビアをめぐって衝突

9c キリスト教伝来

924 ブルガリアに併合

10c 東方正教会に帰属

10c 文字の受容(キリル文字+ラテン文字の併用)

1081 ビザンツ帝国ブルガリアを征服→セルビアも直接支配される

1217 セルビア王国 ビザンツ皇帝から大族長に任命されていたネマニッチ家が建国(ヒランダル自治修道院が有名)

その後マケドニア領有

1330 ベルブジュドの戦いでブルガリアを破る コソヴォデチャニ修道院建立(ロマネスク+ゴシックの傑作、世界遺産)

14c ビザンツ内乱に関わって各地併合 銀山のによる発展

1371 セルビア王国滅亡 貴族の内乱に巻き込まれネマニッチ家捕われる

コソヴォの戦い オスマン帝国vsラザル(セルビア)

1402 セルビア公国形成 ラザレヴィチ オスマン帝国に仕える→スルタンとハンガリー王双方に仕える→スルタンに占領されハンガリーに避難

1459 最後のセルビア公 メフメト2により陥落

以降オスマン帝国支配下 セルビア人はボスニアヘルツェゴビナ、ヴォイヴォディナ移住した

 

●観光

首都 ベオグラード

人口 702万人

共和制

民族 セルビア人83% アルバニア人ハンガリー人など

宗教 セルビア正教イスラム教少数

言語 セルビア語(キリル文字+ラテン文字)

通過 ディナール 1DIN=1円 ユーロが両替しやすい

ビザ 観光90日以内なら不要

飛行機 直行便なし ウィーン、ふらんくふると、チューリヒ経由

鉄道、バス 遅れる 近隣国からは毎日1、2便5-10時間

国際関係 コソヴォの独立を認めていないのでコソヴォを通ると入国できない

土地 大陸性気候 山がち 朝晩冷え込む 冬はスキーリゾートもある 冬-3℃まで下がる 夏28℃まで上がる

変圧器 2本足Cタイプ

水道水 飲める 500mlペットボトル50円

公衆トイレ 有料

 

ここで、サラエボ事件の起きた当時セルビア サラエボ は現在ボスニア・ヘルツェゴビナ サラエボ であることに気づく。セルビアのガイドブックが平穏そうであるのに対し、ボスニア・ヘルツェゴビナのガイドブックは民族・言語・格差が入り乱れ物々しい。

中国東北部という地方

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旅行するなら

黒河・ブラゴベシチェンスク

アムール川(黒龍江)を渡ってロシアへ行く

 

シベリア鉄道に乗る

ブラゴベシチェンスクからハバロフスク

 

ハルビン

冬は-30℃。

伊藤博文暗殺現場。

 

内モンゴル(中国内蒙古自治区)

夏は草原

 

ノモンハン

日本軍とソ連軍の戦争。満州国モンゴル国の国境紛争。

 

映画「ロスト マンチュリア サマン」金大偉

満州族の失われた言語、文化が残る地域。

韓国という国

世界史は中国史に入った。ツングース女真族というものに興味が出た。なぜか。中国≒漢民族、たまにチベットウイグル少数民族、歴史的には元というモンゴルになったり清という野蛮な感じになったりしている…という感覚でいた。しかし北東アジアには現在の国境線で区切られる領域国家とは異なる文化圏が確かにあるということが興味をそそり、そこで度々台頭するのがツングース女真族だったということだろう。

中国東北部“も“ロシア”も“満州”も今日の午前を捧げるには果てしないものに思ったので、“韓国”とし、朝鮮半島北部の歴史文化についてまとめようと思う(もはや韓国ではない)。

 

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適当な写真が無く満州事変の地図を持ってきた。

開城、平壌、金城、山海関は載っていてほしい。

 

王朝の変遷

檀君

きし朝鮮(漢民族)

衛氏朝鮮(漢民族)

楽浪郡(漢)

高句麗(ツングース系)

三国鼎立時代(高句麗新羅(韓族)、百済(韓族))

新羅

高麗

朝鮮

 

ツングース系民族とは

シベリア、中国東北部に生活してきた複数の民族の総称。靺鞨、女真、満など。アイヌも属する。魚狩猟で生活を成り立たせ、遊牧、農耕も行うことがある。言語はアルタイ語系(トルコ、日本語)。宗教はシャーマニズム

 

旅行するなら

漢城(ソウル)

百済の都。

 

金城

新羅の都。半島東部に都を置いたのは唯一。新羅は唐と連合して百済高句麗を滅ぼしたが、唐を追い出して朝鮮半島を統一した。唐(中国)の支配を受けたくなかったから遠くにした。漢城といういかにも中国の影響を受けた名前で半島西側に位置するのと反する。

 

開城(ケソン)

高麗の都。北朝鮮と韓国友好の工業地帯を作ったが…(持ち主は韓国)。高麗といえば両班。地主貴族。概して朝鮮は王の力が弱く両班の力がありまとまらない、派閥争い。朱子学も強かったので身分固定、格差社会。贅沢をするので高麗青磁が発達。その技術者から伊万里焼、有田焼ができる。

 

済州島

高麗において三別抄の乱で抵抗。やっていることがバラバラ。

 

 

旅行書も、素人向け歴史書も、国家成立以前の歴史にほとんど触れていなかった…やめる

【ICU異動日記36】自分の価値は自分で決める

仔細あり短期入院をしました。

入院は私の原点…人生観としても、看護師としても。当たり前か。

色々学び直しました。

・患者の方を向いてくれている看護師は分かる

→自分はICUで医師、同僚看護師(リーダー等)、看護長の方ばかり向いていた。それを続けると苦しくなる。患者のためにという思いでいると、やりがいが出てくる。他者に追随しないで済む。ただICUは患者と通じ合えない状況も多いから、忘れてしまいやすいのかもしれない。患者の方を向けている看護師は、天職だと思う。(そんな看護師は2割くらいかな…。)

・チーム、環境の整った仕事は尊い

→諸々あり入院医療を見ていて、1、2部署しか経験してない看護師、その部署での学びをおろそかにしている看護師は分かる。そして多様な部署からの集まりで、その部署が構成され、スタッフ、チーム、リーダーとしての動きがとれていることが望ましい…が実際は…。特に救急外来の経験者(ICUも近いものがあるが、臨機応変さには欠けると思う)が医療に行き渡ってほしいと思った。そしてその看護師が過去に経験してきた学びをその部署に還元しないのは怠慢だと思った。自分も、ICUでの管理を見ていて過去の部署(の専門性の出る看護分野において)はこんな杜撰なことはしない、という点が今まで目についてきたけどそれは声を出して行きたいし、自分が手本になろうと本当に思った。そして、チームが揃っているかつ環境ができていることの尊さ、その一員として仕事ができることの尊さを感じた。うちのICUでのメインどこは敗血症の緊急とかかな…よくあるから統制とれてるし、やることいっぱいあるので…。もちろん他の重症も対応できなきゃいけない。ただ、そういうのは普段の業務に余裕がある時の追加であってほしい…いっぱいいっぱいで来ると色々しんどい…ただキャパシティは広げないとね。でも異動したがりの上層部達(4人くらい)がいると我々ヒラに当たりが強くて嫌だ!

・連休を経て、生き返った

週休2日、有休消化は半分弱、時間外労働は申請月3時間未満(実働10時間〜記録上15時間)産育休明けゆえ委員会活動など負担は少ない、最高連休は5連休1回/年、という環境で私は労働者としては概ね満足している。同僚にろくでもない人間(騙すとか盗むとか人間関係操作してくるやつとか)がほぼいないことにも。しかしやはり連勤が続くと精神を軽く病む自覚はあった。しかしこの度2泊3日入院+2連休を経験して、本当にリフレッシュした。2連休は子守りで自分時間はなかったけど、それでもゆっくりできた。入院中は出血性ショックには数分なったけど、本を3冊読んだり精神の自由があった。ていうかね、軽めの入院って本当にリフレッシュするんです私…断捨離環境というか。そこで完全に自分を取り戻した。チームでの動きや評価?やミス/ノーミス/プラス評価?を気にすることなく、世界や事象を見ることができた。休み明けの自分は何も気にしない、開けて明るい自分でいられた。ずっとこうでありたい…。患者の方を向く自分でいられたら、なれるかな。別に患者じゃなくても、正義?とか、子供とか、一つの観念でもよさそうなものだけどね。それこそ宗教なのかもね。それとも孤独を覚悟するということなのだろうか。

ひとりでとっくん こぐま会

【こども】幼児教育まとめ - 地方からこんにちは

ひとりでとっくんは、100冊で構成されているものと、365日シリーズがある。

「読み書き計算の前に」というキャッチフレーズで、小学校受験や幼児の思考トレーニングでよく使われているようだ。

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ひとりでとっくん100シリーズ(全100冊セット)

100冊セット

具体物が必要な単元が書いてあります。

 

 

 

我が家の記録

3歳4ヶ月

07 めいろ

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10ページ毎に難易度が変化。この17ページ目辺りでで苦戦し、障害物の蟻に当たるとワー‼︎と楽しんではいましたが、できないので飽きたようでした。

なぜかペンではなく指で迷路。

 

 

 

次に興味があるのは

13 おはなしづくり1

普段から厚紙の絵や絵本で勝手におはなしを作ってくれてるので。

 

22 はさみぎり

もはや何でもあるな。