【ICU日記2】談話

看護師の楽しみの一つに、患者さんと談笑できるというのがあると思う。

昔ほど長期入院できなくなった現在、また超高齢社会の現在、以前とは状況が違うとは思うが…(私が3ヶ月入院していた2004年とは明らかに状況が違う)

 

ICUで談笑できる患者さんは少ない。

 

今日の患者さんも頭痛と吐き気でしんどい時期にある人ではあったが、午後にかけて薬も効いたのか、処置中に話しかけると目もぱっちり開いたので先程面会した家族の話を膨らませてみた。

詳細は置いておくが、私も幼児(女)を育てていることを伝え、あなたのように娘を一人前に育てられるだろうか、というニュアンスで話を続けた。

するとあの子はすぐ泣いてたし、幼稚園に行きたがらなくて泣いてたということを説明された。

うちの娘は保育園は好きみたいだけど家ではすぐ甘えてぐずるし何でもしてもらいたがったりするので、今の年齢だからいいかと思ってるけど大丈夫かなーと(最近本気で思うので)言うと、

大丈夫よ〜恥ずかしがるようになるから。

ということだった。

お母さんだなーと思った。(うちの母には求めても無駄…そして私は娘が大きくなったらこういう母になりたい!)

 

しかし、談話が楽しいというのは話すことでお互いが何かを得られることだとすれば、時に患者側は傷ついてることがあると思うので(看護師側が傷つくことは多くあれど)会話、特に自己開示は気をつけないといけない。