【ICU異動日記27】腹が立つ

看護師の仕事の領域は曖昧だと思う。

PNSになって余計。

今日は朝から気切から出血とまらず緊急対応ごと、カンファレンス、心臓血管外科手術着、別の患者がアミオダロンごと。16時の仕事を任せた部署ベテラン年下が、してくれてると思ってたあれとあれをしていなくて、申し送りも向こがしてくれるかなと思ったら申し送ってないということでベッドへ行くとほったらかし感…。次の勤務の人に全て私のせいにされ(まあそうだよね!)全て手術着の時にやっておくべきだったわけだけどそのあとベッド移動も異動後のルートSGからまり直しやリハビリも何も終わってない訳で、もちろんパワハラ上司はサービス残業させるわけで。謙虚が美徳で育ってきた私の階級や文化圏は、世界史から何も学べてないなと、自分の無能さに久々に涙(生理前)。

 

と思って休憩室に入ったら死亡診断書のコピーを忘れたことで休み(夜勤明け)なのに上司に報告しに来ている人に遭遇し、自分のしんどさよりしんどいなーと思った。というかここの部署はこういうことで出勤しなければいけないのが本当ひどい…。

 

 

気持ちを引きずりたくなくてまた図書館へ来た。フランダースの犬を最近見ているけど、最後は餓死なんだよね。中世と近代の間、フランドル地方の資本主義の芽生えた地域での餓死。ああ画家になりたかったんだなー。

そう思うと自分の腹立ちのなんと小さきことか。

 

今読んでるのは古代ギリシアの田舎マケドニアで育ったアレクサンドロス大王の母の話。父フィリッポス2世は彼氏から暗殺、基本暗殺の時代…そして女はより自由のない時代(第一次、第二次産業主体だから)。全然マシだなー!!

 

私はたぶん悲劇を与えられた方が満足するタイプだ。小さい頃、家なき子人間失格も好きだった。