フィンランドという国

職場で木の取手のついているマグカップを使っている人がいた。わざわざ木を外してコップを洗っている。持ち主は男だろうなと思った。

 

持ち主が分かり、卒後6年くらいの医者だった。卒業旅行で行ったフィンランドの空港で購入したもので、フィンランドを大層気に入られたようだった。(海外旅行は初めてで、本当はドイツに行く予定だったがテロの時期で…ということだった。)

 

私の世界史の知識でのフィンランドといえばは…

・ノルマン人(ゲルマン人)だがアジアも混ざる

ノヴゴロド公国、ロシア系統の支配を受けていた

スウェーデンとは言語系統が違う

・トーベ・ヤンセンのイメージから共産主義が身近

・公教育、幼児教育が素晴らしい

・ヒュッゲ、サウナ、森林、湖浴

ノキア

 

そこでフィンランドについて調べることにした。

 

f:id:qatsi:20221005180845j:image

青は空と湖、白は雪、十時はキリスト教を象徴する

フィンランド共和国(スオミ共和国)

首都ヘルシンキ

共和制

人口552万人

宗教プロテスタント

フィンランド語、スウェーデン語、サーメ語、英語

ユーロ

最低-3℃〜最高17

10-12月降水量多い

羽田、成田、関空、中部、福岡から直行便あり

食事 ニシン、サーモン、ミートボール、クリームスープ、キノコ、えんどう豆のスープを木曜に食べる、トナカイ肉、マッシュポテト、保存食、ザリガニパーティー

おみやげ イッタラのガラス製品、アラビア陶磁器、マリメッコ、木彫り、フェルト、ニット、白樺工芸品、ムーミン

有名人 シベリウストーベヤンソンアルヴァ・アアルト(建築家)、モータースポーツ

イベント 音楽関連、ユニークイベント、ノルディックスキー

性格 勤勉 

 

歴史

古代

民族叙事詩 カレワラ(つばめが乙女の膝に生んだ卵が割れて世界が想像される)…19c医師リョンロートが編纂

 

9000年前 最初の人類の痕跡 氷期が終わり氷が溶け氷の重さがとれると土地が隆起したのち、アンキュルス湖(現在のバルト海)の東側へ移動

紀元前3300年 フィン人(ウラル語族)が広がりサーミ人(ラップ人、蔑称)は北へ追いやられる

紀元1c フィンランド湾南岸から移住した民族(現代のフィンランド人)

ハメ人(スオミ族)…エストニアから船で北上し先住のサーメ人を追い出した

ハメ、カレリア、サボが3大部族

 

中世

ノルマン人とスラヴ系が混ざるフィン=ウゴール族

12cスウェーデン王が十字軍の名の下攻め入り支配下へ カトリック

ノヴゴロド王国が攻め入る

1323 パヒキナサーリ条約により国境確定

 

近世

15c スウェーデン王国統治下 フィンランドが呼称となる 東の辺境として大公国とされる

宗教改革 ルター派を受け入れる

1599 王は農民一揆を利用しフィンランド貴族を一掃し王権確立

スウェーデンがロシアを封じ込める

18cロシアが侵略しロシア支配へ

西のスウェーデン、東のロシアの間で翻弄される

 

近代

19c ロシアに割譲

フィンランド人の民族的自覚へ

 

現代

1917年ロシア革命により帝政ロシア崩壊、乗じて独立

1939 ドイツがポーランド侵攻 ソビエトが防衛のためカレニアを要求するがフィンランド拒否にて第一次ソビエトフィンランド戦争、割譲へ

1941 ナチスドイツの対ソ戦に巻き込まれドイツ軍に協力(第二次ソビエトフィンランド戦争) 休戦後ドイツ軍はラップランドを破壊

ソ連へ賠償金を払いきりったのち、政治・外交が安定

 

生活

土地は平坦、森林(松、白樺)が多い、農耕に適さない、ゆえに狩猟、銃保持

 

観光地

ヘルシンキ

サンタクロース村 ロヴァニエミ

ラップランド

 

世界遺産

スオメンリンナ島 ヘルシンキ

フィンランドの南海岸を守る要塞。スウェーデン・ロシア戦争、クリミア戦争フィンランド国内戦争。スオミの城(リンナ)。